西光院のご案内
千葉市若葉区にございます西光院は智光院の兼務寺で、江戸時代に開かれた
真言宗 豊山派の寺院でございます。
仏像は全て江戸時代作で、境内の地蔵菩薩には慶長20年(1615)の銘があります。
この地蔵菩薩と大日如来は有形文化財に指定されています。
本尊は阿弥陀如来像です。
その他 弘法大師像、興教大師像などが安置されております。
西光院の成り立ちは古く、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代の文献「小倉家文書」には「貝塚村」という名前がでてきます。
貝塚村は江戸時代のはじめ(元和5年・1619年)に江戸町奉行所の「与力給地」(江戸市中で町奉行を補佐する役目を持った役人に与えられる土地)になっており、幕府の直轄地であったため、宗門改帳が作られていました。
宗門改帳は江戸時代から明治の初めまで、キリスト教を禁じるため、信仰の管理調査を目的として作られましたが、戸籍の役割も果たす大事な古文書資料のひとつです。
その中の、貝塚村の宗門人別改帳に、文政12年(1829年)と天保10年(1839年)の西光院の檀家が記載されています。
文政12年には、檀家189名(男96・女93)、天保10年には檀家176名(男92・女84)について、家族構成や養子・奉公先などが記載されています。(いずれも大須賀常明家文書(加曾利貝塚博物館蔵)の一部)
西光院
〒264-0023
千葉県千葉市若葉区貝塚町497
TEL.043-224-0532